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オステオパシーの理論に基づいた脊柱機能障害の治療2

2018.04.22 | Category: オステオパシー,セミナー・勉強会・学術発表会,健康

こんにちは。院長の石見です。

今日は先週に引き続き、戎先生とセミナーに参加してきました。

「オステオパシーの理論に基づいた脊柱機能障害に対する実技セミナー」講師、小山智士先生です。

前回オステオパシーについて少しご説明させて頂きましたが、今日ももう少し追加でご説明させて頂きますね。

オステオパシーは治療に対する考え方であり哲学である。というのは前回ご説明させて頂きましたね。では具体的にオステオパシーってどんなことをするの?ということですよね。当院で行っている治療方法や治療技術はアメリカのミシガン州立大学オステオパシー医学部で教えらえているものを基礎としています。今回の講師である小山智士先生もミシガン州立大学オステオパシー医学部で学んでこられた方で、私がオステオパシーの教科書としている「グリーンマンのマニュアルメディスンの原理 fourth edition」の著者であるLisa A.DeStefano,D.Oの教えを受けたと聞いています。また、私の大師匠はLisa A.DeStefano,D.Oの師匠であるグリーンマンに指示しています。そうです、まさに私の教科書である「グリーンマンのマニュアルメディスンの原理 fourth edition」のグリーンマンです。ここでアメリカのミシガン州立大学オステオパシー医学部で教えられている治療テクニックの代表的なものを紹介します。

軟部組織および他の末梢刺激テクニック

軟部組織テクニックは、診断的触診を用いて反応と動きの変化をモニターしながら、骨格以外の組織に直接向けられる手技であると定義されます。通常、側方ストレッチ直線ストレッチ、深部圧迫、牽引、そして筋の起始と停止の離開が含まれます。そして、関節構造に対する他のテクニックを行う準備として前もって用いられることがあります。他の末梢刺激テクニックには呼吸循環モデルのアプリケーションであるリンパ・ポンプ・テクニック。胸郭メカニズムに影響を与え、静脈およびリンパの流れと呼吸交換を促進するリブ・レイジング・テクニック。内臓は特殊な膜で吊り下げられており、特殊な軟部組織で覆われておりこれらにアプローチする内臓テクニック。その他に有効性が認められている末梢刺激テクニックにChapman反射やTravellのトリガーポイントなどがあります。

マッスルエナジーテクニック

マッスルエナジーテクニックは患者の随意筋収縮を利用して治療するテクニックで、安全でかつ多くの応用の効くテクニックです。その用途には、「①短縮筋、拘縮筋、あるいは痙直筋を伸長させる ②生理的に弱化した筋または筋群を強化する ③限局性浮腫を軽減させる ④可動制限された関節を可動化させる」などがあります。

モビライゼーションテクニック

モビライゼーションテクニックにはインパルスを伴うものと伴わないものがあります。インパルスを伴わないモビライゼーションは可動域検査の延長です。ハイポモビリティ(動きが減少している)の関節に用いられ、可動域を増加させることを目的とする。インパルスを伴うモビライゼーションは高速低振幅スラストと呼ばれるテクニックです。通常単にスラストと呼ばれます。簡単に言うと、関節をポッキっといわすテクニックです。しかしスラストはリスクもあり、他のテクニックに比べ禁忌も多い。他のテクニックによって治療できるのであれば、スラストは第一選択とはしない方が良いと思われます。特にハイパーモビリティ(過可動性)、インスタビリティ(不安定性)のある関節と炎症性関節には絶対に用いるべきではありません。

インダイレクトテクニック

インダイレクトテクニックはスラストほど有名ではありませんあが、数多くのバリエーションがあります。作用メカニズムは脊髄への異常な求心性インパルスを減少させることによって、より正常な振る舞いをもたらす神経反射を通したものであると考えられます。すべてのインダイレクトテクニックはバランス・アンド・ホールド、ダイナミック・ファンクショナル手技、ストレイン・カウンターストレイン、ポジショニングによるリリースのいずれかに分類されます。それぞれのテクニックについては少々難しい話になるので、ここでは説明を省略しますね。

筋膜リリースと統合された神経筋骨格テクニック

筋膜リリースは最近よく耳にするようになったので、皆さんも知っているかもしれませんね。でも、筋膜リリースは思っているほど単純なものではありません。筋膜システム内ではタイトネス(緊張)の生成と虚弱が非対称性を生じさせます。刺激の増加は主導筋をタイトにさせ、拮抗筋をルーズにします。これを相反抑制と言います。そして過緊張で収縮した筋を包んでいる筋膜は短縮し、反対方向の筋膜は弛みます。急性期ではペイン・スパズムサイクルが起こり、慢性期ではペイン・ルーズネス・ペインのサイクルができ上ります。また、筋骨格系を支配する自律神経は交感神経のみであるというのも重要です。筋筋膜痛を治療するのに交感神経反射は見逃してはいけませんね。これらを理解したうえで始めて筋膜リリーステクニックを行うことが出来るのです。

以上のように、様々なテクニックがオステオパシーにはあります。そして、今もなお新しいテクニックが取り入れられています。それは、オステオパシーが治療に対する考え方、哲学であり、それに合った新しい治療技術は柔軟に取り入れられているからです。

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